伊賀野池の多密地帯でもボスキャラのような池。ゲーム風にいえば、このボスキャラは三位一体、三つの池を同時に倒さねばならない。釣り人にとっては三つの池を同時に攻略できるうれしい池である。
浄水場のような施設が隣接しているあたりもボスキャラっぽい。この施設の正門前には石碑があって漢文調でこのような書き出し。
「枡池新池〇喰池三池・・」(※〇は判読できず)
カーナビ画面では、三ツ池、新池、枡池が並んでいるように見えるが、上記の記念碑の碑文からすると、枡池、新池、鶴喰池を三位一体で「三ツ池」と呼ぶということであろう。
鶴喰池と枡池についてはおのおのページを設けたので、このページでは新池の写真を下に掲げる。
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中堤で区切られた三位一体で「三ツ池」という統合名がありながら、三つの各池がそれぞれ独自の名をもつ三重県の池といえば、なんとなく既視感がある。それもそのはずで、よく似た事例を鳥瞰図絵にしていた。
松阪の三ツ池である。
同じ三重県内とはいえ伊賀の三ツ池と松阪の三ツ池は直線距離で30km以上離れている。同じ池文化圏でくくることができるのか微妙なところだが、ともに各池が個別の名前をもち、総称として三ツ池という別の名が与えられている。
なぜか真ん中の池は、伊賀も松阪もともに「新池」となっている。ところがこの新池、特に他の二つよりも新しくは見えない。
新池についてはこのページに写真を掲載しているが、鶴喰池と枡池については他に個別にページを用意した。
当稿では識別のため「伊賀三ツ池」と表記したが、一般的な名称ではない。また、伊賀にはもうひとつ三ツ池があり、そちらには個別の池名はないのか判明していないのか、伊賀市の溜め池ハザードマップでも「三ツ池1」「三ツ池2」「三ツ池3」と表記されていた。この三つの池は深く印象に残った素敵な池で、水辺遍路では五年にわたって名称不明のまま「遊免の3池」という仮称をあてて掲載してきたが、このたび、やっとオフィシャルな池名へと改めることができた。といっても「三ツ池1」「三ツ池2」とかだが。
識別のため、今回そちらの掲載名は「槙山の三ツ池」とした。
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マークした場所は駐車スペース(2〜3台)