水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

湯原カジカガエル生息地にあるモリアオガエル生息地の池(仮称)(岡山県真庭)


カジカガエルなのかモリアオガエルなのか?

国土地理院の地図上では「湯原カジカガエル生息地」という文字が見える。これは国の天然記念物に指定されている。
一方、Googleマップの方は「モリアオガエル生息地」として小さな池がマークアップされている。(下写真:アプリによって地理院地図をベースにGoogleマップの地点データを重ねている)


 

現場へ

現場は湯原ダム湖岸路から分岐する舗装林道でアクセスできそうだったが、この道は入口にクルマ止めがあったため徒歩で進んだ。


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地図上の池のある地点へ

急坂を登った先にフラットなミニ高原が現れた。
ナビが示す池の位置には明瞭な水面は見られなかったものの、園地のように人の手が入った痕跡があり、庭石が置かれた池も整備されていたようだ。
歩きまわっているとヤブの中になかば埋もれて「モリアオガエル生息地」の案内板があった。ナビは標高520mほどを示していた。




この場所は庭石を配された池がかつてあったように見える。


 

池ごはん

湖岸路に戻って池ごはんをしながら考える。天然記念物指定された「湯原カジカガエル生息地」はこのモリアオガエル生息地の池を含む一帯を指すものだろう。
モリアオガエルの繁殖地には水辺が必要なので、保護目的もあって沼沢に手を入れて池化した可能性があるが、地形的にももともと沼沢があったに違いないが、植生から季節によって池が出現したり涸れたりしていると考えられる。

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Googleマップ

マークした場所は、モリアオガエル生息地の池のピンスポットな位置。