まぜがわだいにだむ。
馬瀬川第二ダムは水力発電における「逆調整池」の好事例といえるだろう。すぐ上流側に巨大な岩屋ダムがあり、発電時には大量の水が放流されるため、下流側への影響が大きい。この影響を抑えるため、放水された水を一度ストックしておくために設けられるのが逆調整池である。
電力需要の多い日中には岩屋ダムから大量の水が流れ込み、夜間は余剰電力を利用してポンプで岩屋ダムに水を送り戻すため、ダム湖の水位は朝と夜とで12mも上下することもあるようだ。
湖岸は確かに激しい水位変化を感じさせる異様な段差があり、水ぎわに降りられそうなところはすべて厳重にフェンスがめぐらされており、レジャー要素は皆無の仕事一筋の水辺である。
赤い鋼製ゲートがワンポイント。基部から突き出した巨大なパイプは迫力。
ダム天端(てんば)。
堰体横の駐車スペース。