九條池は京都御苑の南側にある庭園池で、もとは関白などを輩出していた名門・九條家の邸宅の中にあった。中の島を持ち、厳島神社が祀られている。
京都御所は明治時代の東京遷都以前、天皇の邸宅だったということぐらいしか知らず、「京都御所」と「京都御苑」の違いに気を留めていなかったが、同じ敷地の中でも政府の所管が異なる。
京都御所は宮内庁、京都迎賓館は内閣府、そして威圧感のある築地塀の外側に広がる京都御苑は環境省。
この京都御苑にある九條池は公園として誰もが自由に入ることができる。
以下、環境省のオフィシャルサイトより。
九條池と拾翠亭は、五摂家の一つであった九條家の屋敷内に設けられた庭園の遺構です。このうち、拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に別邸として建てられた茶室で、遊び心にあふれた建築と言われています。
今でもお茶会等に利用されている他、木・金・土曜日(年末年始を除く)に一般公開されています。拾翠亭の前面に広がる池は九條池と呼ばれており、安永7年(1778年)頃、東山を借景とし、拾翠亭からの眺めを第一につくられたといわれています。
今は、木々が伸びるなど、当時の景色とは様子が違っていますが、京都の中心部とは思えないようなゆったりとした雰囲気を楽しむことができます。
池の吐き出し口と水路がイキでした。
さすが!