ことがわだむ。乙女湖。
標高日本一の多目的ダム、その道の先はマイカーで行ける標高日本一の峠。
湖畔公園もある気持ちのいい水辺で、湖岸広場、湖畔遊歩道もある。貯水池名である乙女湖の名の由来は近くにある乙女高原に由来。
ダム天端の高度が1464mで、多目的ダムとしては日本一高い場所にあるが、周辺の山の容姿がやさしくアクセス路も二車線の走りやすい道なので、ここが日本有数のハイランドダムとは思えない。
それでも厳寒期には零下二十度まで気温が下がるいい、一面の銀世界へと様相は一変する。
ダムカード配布対象ダムであり、堰体側、インレット側に駐車場がある。
インレット側の湖畔公園には、浮き桟橋があったが釣り用だろうか。
さかんに小魚のライズがある。湖面をのぞきこむと、オイカワのようである。
乙女湖からは長野との県境となっている奥秩父の連峰がはるかに見渡せるが、中でも要塞のような五丈岩を山頂にいただいた標高2,599mの金峰山の姿には圧倒された。下の写真で奥に見える稜線をじっくり見ると、とんでもない大岩がそびえている。最初は何か分からず、あっけにとられた。
先へ進むと、マイカーで行ける日本一標高の高い大弛峠。
ダム湖に通じる道を長野県境方面へと進んでいくと、標高2,365mの大弛峠(おおだるみとうげ)に至る。なんと現在のところ、マイカーで行ける道路の最高所。私が若いころは乗鞍スカイライン終点の畳平が標高2,702mでマイカーで行ける日本一だったが、2003年から通年マイカー規制が実施され、バスかタクシー、あるいは自転車でしか行くことができなくなった。
大弛峠は、山梨県側は舗装されており、ところどころ道幅が狭いところがあるものの、けっこう走りやすい。このコースでロードバイクのヒルクライムレースも行われているとのこと。峠から先の長野県側はいきなり未舗装となる。
峠には駐車場があるが、シーズンには登山客のマイカーで朝のかなり早い時間に埋まってしまう。
琴川ダム堰体横の駐車場と、景観。
堰体は生真面目な印象の重力式コンクリートダム。
パンフレットとダムカードの情報。
琴川ダム総合案内図。
マークした場所は湖畔公園駐車場。
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