
「いわざらこざら」伝説の池
平池は現在は水上ゴルフ場として水面活用されている溜め池だが、平安時代末期のけっこう怖い人柱(ひとばしら / 池の守り神として選ばれた人間を堤に生き埋めにする風習)伝説が、乙女の像や碑文などで今に伝えられている。
この池に伝わる「いわざらこざら」とは、「言わなければよかった、来なければよかった」の意で、人柱にされた娘の恨みの言葉が「いわざらこざら」(さらさら)と漏水する水音となって聞こえるという内容の伝説。
どこか「キジも鳴かずば撃たれまい」(余計なことを言わなければ災難を受けずに済んだのに)ということざわを想起させる。
以下、現地の碑文より。
いわざらこざらの由緒
伝説によると治承二年の昔阿波民部田口成良かこの平池を再築のとき、東の雌山から「チキリ」を持った女が降りてきて、この池はたびたび堤が切れて長くもたない。人柱を埋めるとよいと告げた
人をはたれを人柱にするか相談したがきまらないので、そのことを告げた女を人柱として築いたという。そののち堤の東の間から流れ出る水の音が、いわざらこざらと聞こる。それはいわざらましこざらましということで、いわなければよかった、こなかったらよかったという意味である
人々はそれから池の中の岩の上に、その女を神と祭ったがのち堤の西うてめの所に移しさらに雌山の上に移し、勝大明神とあがめたのか、この地の鎮守だと伝え、今は雄山の上に鎮座している
昭和四十七年十一月六日
いわざらこざら顕彰会

堰堤



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ゴルフ練習場

2014年の平池






