本牧臨海市民公園。
絶壁海岸の名残りを残す池は、大ウナギも生息。
屏風のように切り立った絶壁と、島に浮かぶ中華風建築の取り合わせが摩訶不思議な本牧市民公園のとんぼ池。
昭和30年に工場用地の大規模な埋め立てが行われる前は、漁をする帆掛け舟が詩情を添えた三之谷という絶景の海岸だったそうです。
断崖の向こうの内陸側は国の名勝・重要文化財にも指定されている三溪園。かつては海だった場所にあるのが本牧市民公園です。とんぼ池は昔は白波が断崖に押し寄せる海面だったんですね。そう思って目を細めてみると、潮風が匂ってきそうな錯覚にとらわれます。
もっとも現在は淡水化し睡蓮とヨシが水面を覆う浅い池で、ザリガニやメダカが生息しています。ルアー釣り禁止の看板がありましたので、ザリガニ釣りなどは楽しめるのではないでしょうか。
ちょっとおもしろい動画を見つけました。この池で大ウナギが捕獲されたそうです。
この池は正直いって「とんぼ池」という平凡な名前ではもったいない。むしろ海の名残りを感じることのできる「大ウナギ池」という名前なら緊張感とオーラもアップしそう。
駐車場は有料。三溪園の大池も合わせて見たい。
駐車場は時間従量制の有料ですが、公園の入場料はありません。とんぼ池から橋を渡れば三溪園の入口があります。三溪園の方は入園料が必要となりますが、大池という素晴らしい庭園池があります。
有料駐車場と案内板
マークした場所は三溪園の駐車場(有料)