やまといけ。
堤高15mのアースダムが堰く農業用溜め池。
色付きはじめた木々とけあらしが漂う池面というシチュエーションに恵まれたこともあるが、深く印象に残った。丹念にスピナーベイトを通してみたが反応も含め魚影の確認もできなかったが、どんな魚がいるにせよ、また竿を出してみたいと思わせる雰囲気があった。
堰体の内側は丸石を敷き詰めたような意匠の補強がなされており、陸っぱりもしやすい。右岸側にはコンクリートで固められた護岸に斜樋と取水小屋。急傾斜だが階段があるので、ここからも竿を振ってみた。そのまま右岸側へと歩いていくと小さなワンドになっていて、ここもなかなか気分が出る。あいかわらず魚影は見えないが寒いからだろうか。
小一時間ほど滞在したが、やって来た人といえば散歩のおばさん二人組だけ。静かな時間だった。
同名の池は同県呉市の大和ミュージアム内にもある。