蔦の七沼。
八甲田山系の山腹にあり千年の歴史をもつ蔦温泉。
山深い湯治場を起点に、蔦の七沼と呼ばれる七つの沼沢のうち六つをめぐる「沼めぐり」というハイキングコースが設定されている。
沼めぐりゲートを通って時計まわりに歩くこと数分、最初に迎えてくれるのが、ひょうたん沼。
天然沼沢の生涯では晩年にあり、湿原から陸地へと移ろうさなかにある。人工、天然に限らず、池というものは人の手が入らねば、遅かれ早かれいつかは消失する。
すでに池にひょうたん形の面影はないが、このまま消失する運命を黙って見守るのか、自然に手を入れて保全するのか、難しいところである。
マークした場所は蔦温泉の駐車場。