とくさえんてい。
マイカー通行禁止の林道起点から19.7km地点にある、大井川本流に設けられた発電用施設。
トータルの登坂高度は430mであるが標高は1,203mでそれほどは高くはなっていない。上っては下るのを繰り返しているせいだろう。木賊堰堤から先の大井川本流は7kmにわたって管理釣り場となっている。
ここでは13km地点の赤石ダムからの行程を紹介。畑薙湖から赤石ダムまでの行程と動画は、赤石ダムのページにあります。
自転車で赤石ダム〜木賊堰堤の行程(動画付き)
赤石ダムの湖岸から赤石沢に沿う林道は牛首峠で沢と別れ、少し長い下りになる。
石が多いのでパンクに注意して進む。タイヤとチューブはこの日のために新品にしておいたし、古いチューブは予備としてバックパックに入れている。
自転車は10年以上前の26インチホイールのマウンテンバイクでかなりのボロだが、長年の相棒で信頼できる。リヤはリジッドでフロントフォークはロック機構があり登坂にも強い。
折りたたみ自転車にしようか迷ったが、坂の勾配はさほではないものの、ほぼ全行程がダートで水たまりや少し荒れたところもあり、マウンテンバイクにして正解だった。
とはいっても機材は背負うしかないので最低限に絞ったつもりであるが、それでも空撮機材とミラーレス一眼カメラ、GOPROや予備バッテリー、それに2リットルの水と食糧・・30リットルザックはずっしりである。ザックの重量もあって、かなり尻が痛くなってきた。
下りきった先で大井川本流と再会。河畔に赤石岳山系で最大の登山拠点、椹島ロッジもある。滝見橋で大井川の左岸に渡り、ここからはおおむね上り基調で進んで行く。
赤石ダムから7kmほどのところで木賊堰堤が見えた。
なんとここから上流の二軒小屋までの7kmほどの区間の大井川は、トラウトの管理釣り場になっている。だいたい500m区間を1ブロックとして、本流を貸し切りで使えるシステムだが、ブロックによっては急な岸を降りていかねばならないようなところもある。ウェーダーも必須だろう。しかし大井川の一区間を存分に占有できるというのは、かなりの魅力だ。