富士、白山とならんで日本三名山に列せられる立山。
その肩にのった雲上のテラス「室堂平」に穿たれた四湖のひとつ。
室堂バスターミナルからは四湖のなかでいちばん奥にあり、徒歩で30分〜1時間ほど。石だたみ風の遊歩道はリンドウ池と血の池を隔てる、すり鉢状のエッジを巻きながら対岸の雷鳥荘に至る。
屏風のような立山主峰に遮られ、お椀の底にある池の水に朝日が届いたのは、日の出から三時間もたってからだった。暗褐色に沈んだ池の水が、急に翠に照り輝き、逆光で全身に暗褐色の影をまとった立山の頂稜が、気まぐれに一粒の宝石を投じたような驚きがあった。
天候に恵まれたのが幸いだった。
この室堂平にアプローチするには時間とお金がけっこうかかるだけに、お膝もとの立山駅までは二度来たことがあったが、これで三度目の正直。
一度目はマイカー規制の立山黒部アルペンルートを自転車アタックしようとしたものの、自転車も通行不可と知ってがっくりきたり、一度目の反省をもとに二度目は通行が認められている徒歩でチャレンジしようとしたら天候に恵まれなかったり、今回三度目は前夜の台風の影響で予報ではかなり微妙な天候状況だったが、ケーブルカーとシャトルバスでの定番アプローチでやっと会うことができた。
アクセスの詳細は、餓鬼の田の項および水辺動画に。
水辺動画。
- 作者: 深田久弥
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (47件) を見る
- 作者: 成美堂出版編集部
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2015/04/01
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
- 発売日: 2017/06/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る