南谷池ダムという「ダム便覧」から削除された石田川水系・堤高26.5mの謎のアースダムの溜め池を探していて出会った池。害獣除けゲートを通ってアプローチする。
この池は堤高もそこそこありそうだったが、現地のちょっと変わった看板によって南谷池ではなく三谷池という池であることが分かった。
「急告」と題された大きめのこの看板、設置者は「日本淡水釣魚保存会」なる興味深い組織。
「日本本来の釣りを通して日本の淡水魚の保護及び育成や、三谷池周辺の環境保全を考えることを目的として」と高らかに(?)理念を謳っているかと思えば、会員以外の釣りは厳禁という現世的な内容でしめくくられていたりと、なかなかユニークな看板。
そんなこともあって「急告」という緊迫感のある標題も、どことなく味わいがある。左岸側には複数の固定釣り台もあり、「保護育成」されているという魚はヘラブナだろうか。
池へのアプローチ路は「バイコロジーモデル事業 自転車・歩行者優先道路 今津町」との標識あり。これもあまり見たことがない標識。バイク(=自転車)とエコロジーを合わせた造語でアメリカ発祥とか。