水辺遍路

訪れた全国1万1,700の池やダムを独自の視点で紹介

池島の池(仮称)(高知県宿毛)

池島という地名から、もともとは宿毛湾内に浮かぶ島だったものが明治から大正期の埋め立て事業によって陸続きになったもののと推察される。
池島というぐらいだから池があったのだろう。地図上で確認できる池はここ。
池島盆踊りが池島公園で行われているというので、この祭りで古老に聞き込みをすれば何か分かりそう。
宿毛湾をはさんだ2.5kmの対岸に、道の駅すくもがある。

道の駅すくも

宿毛(すくも)という地名が好きだ。
小学生のとき高知市に住んでいた。父の職場には釣り好きが多く、あちこち高知県内を釣りに連れて行ってもらったが、どれも鮮やかな記憶として残っている。なかでも、ここ宿毛湾での大釣りは強烈すぎる印象。「メヂカ」とおじさんが呼ぶカツオの一種が、それこそ小学生の頭脳がパンクするぐらい釣れた。最後に弟の竿が強烈に絞られた。メヂカではなかった強い引きで竿先が海面を叩く。必死に堪える弟。しかし糸が切れた。
「スマだね」と、おじさん。そのあと船上で捌いたメヂカの刺身を食べた。
メヂカとスマという言葉はその後、ずっと頭の中に刻み込まれた。大人になって「メヂカ」も「スマ」も記憶に間違いがなかったことを知ってうれしかった。スマはヤイトの地方名で、体長1mにもなるカツオの仲間。「全身トロで超絶美味」の幻の高級魚とも言われる魚だった。