三度目にしてやっと、白神十二湖の顔役・青池に。
北海道美瑛白金の青い池では駐車場待ちの渋滞に面食らったものだが、山形県の丸池様しかり、なぜか昨今はブルーの池がもてはやされている。ブルーは写真のSNS映えがいいのだろうか。
ここ白神十二湖も、かなり交通の便の悪いところであるにもかかわらず、みなが殺到するように最奥部の青い池をめざす。
「インクを流し込んだような」と形容される水の青さの原因は、科学ではまだ解明できていないというのも白金の青い池と同じである。
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
十二湖を訪れるのは三度目だが、じつのところ青い池とは初対面。十年以上前になると思うが、初めて十二湖に来たときは、その存在さえ意識にのぼらなかった。ただ十二湖といっても、実際は三十三湖もの池があるんだと知り、その中に青池の名をみとめたという程度だった。
何をするわけでなく、多くのクルマが素通りしていく王池の湖畔あたりで、ぼんやりして過ごすのが好きだが、これだけ青池が人気になると、わざわざ十二湖まで行って青池を見たこともないというのも偏屈な感じもするので、平日早朝ということもあって今回はちゃんとお参りすることにした。
県道の十二湖公園線をクルマで上まで上がっていくと、有料駐車場があり、そこから先は一般車通行止めとなる。
大型バスも収容できる大駐車場にクルマを停め、徒歩で鶏頭場の池の岸に沿って進み、青池まで500mほど。
すり鉢状の釜の底に青い水がたまっていて、展望デッキが設けられている。
十二湖では他に青色の水をたたえた池はなく、日暮の池などはむしろマディーポンドだから、ここだけ青いのは不思議といえば不思議。
マークした場所は王池の無料駐車場。