個人が所有する市街地内の山林が相続の際に市に寄付され、所有者の名を付したという、ちょっと変わったケース。相続放棄などで今後はこういった池も増加していくかもしれない。
ここは1980年代から高校や学生時代も含め20年ほど住んだ地元だったが、山林の中に湧水の池があることを知ったのは、つい5、6年前。帰省中に実家の犬の散歩で見つけた。昔は個人所有の山林だったし、住宅地の路地奥にあったから、なかなかのステルス池であったわけだ。
正月に帰省した折りに、ふと、この池はと思ってブログを見てみると、なんということか、出したつもりで出していないことに気づいた。そんなわけで親族での初詣の途中で本隊を離れ、少し遠回りして関さんの森へ。
ひさしぶりの池は、あいかわらずアパートの横で静かにたたずんでいた。涸れることなく水を湛えていたことにほっとしたが、水は少し淀んでおり、夏場など蚊の発生源になりそうで周辺住民は大変かもしれない。