水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

三日月沼(北海道利尻島)

【みかづきぬま。沼浦湿原】
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利尻島最強の観光地オタトマリ沼の近くにある沼。
遊歩道などはなく、雪に灌木や藪が包まれる冬シーズンになって、やっと行くことができるようになることから幻の沼とも呼ばれているようだ。
じつはオタトマリ沼と三日月沼を含んだ沼浦湿原全体でひとつの爆裂火口跡。二つの沼は火口のへりの部分で湿原化からかろうじて逃れた水辺。
深田久弥の『日本百名山』の利尻岳の項には、三日月沼だけ名が出ている。同じ火口湖内の沼なのに、なぜオタトマリ沼でなく三日月沼だっただろう。
深田久弥が訪れたころは、オタトマリ沼もまったく観光地化されていなかったのだろう。


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沼浦湿原全景。二つの沼は大きな円形のくぼみの縁にあるのが分かる。


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マークした場所は観光客用の大駐車場。売店あり。