水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

ポンホロ沼(北海道斜里)

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右下のリム下部にポンホロ沼の痕跡が見える。左に向かって奥は知床峠と羅臼岳

世界遺産の森に二ヶ月だけ現れる幻の沼

道標や案内板、明瞭なアプローチ路もない点や、北海道知床という立地性から、なかなかの秘湖感。しかも5〜7月の期間限定の「幻の沼」としてSNSなどですっかり有名になったポンホロ沼。
水源は雪解け水で雨後出現湖ではないため、例年、雪が融けてから池の形態になり、時間とともに水位が下がって夏には完全に草原になってしまう。
今やGoogleマップでも池として「ポンホロ沼」という名とともに記載されており、徒歩行程も30分程度と意外に楽であるが、知床世界自然遺産区域内にあるため沼に会うためにはネイチャーガイドを付ける必要がある。
ガイドは要予約。

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水はなく草原状態。気になったのは円形住居跡跡のようなサークルと、水の湧き出し口のようなサークルが見える。
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リム内側に寄り添うような立地は、利尻島のオタトマリ沼のミニチュア版のよう。火口湖のなごりだろうか。
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リムを内側から。この角度からだと流出河川らしきものは見あたらない。


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豪快な知床峠の地形

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秘湖


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