水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

ぬたの池(山梨県富士川)


「池の茶屋林道」の池はどんな池?

櫛形山は油断ならない。その山腹から山麓にかけて桜池、八雲池をはじめ、気になる池が次々と現れてくる。何年もかけて攻略してきたが、地図でおさらいをしていたとき、「林道・池の茶屋線」なるものを見つけた。
池の茶屋がどこにあるのか、茶屋のある池が何という名前なのか何も分からず、いつか現地に行きたいと思っていたが、とても長い林道で道路状況もよく分からない。
四輪駆動車を導入後、探索に出動。


 

池の茶屋峠(池の茶屋林道起点)

櫛形山を横断して峠越えする林道丸山線を走っていくと、池の茶屋峠に着いた。四駆車で乗り込んだのに、何のことはない、全線舗装路。
駐車スペースが設けられており、池の茶屋林道の起点となっていた。林道は櫛形山の「池の茶屋登山口」駐車場に通じているようだ。訪れた際はゲートがあり支線から迂回するようになっていた。
この起点にあった案内板をよく見ると、すぐ下に池があるようだ。




 

池の茶屋峠の、ぬたの池

「ぬたの池」という池のようだが、現地には池名が記されたものは見つけられなかった。「あじさいのみち」という歩道が池畔に設けられている。
昔はこのどこかに茶屋が立っていたのだろうか。今、その姿はみとめられない。

駐車スペースと案内板


コンクリート堰体


 

池の茶屋林道展望台

池の茶屋林道の中間あたり、迂回路となっている支線との合流点近くにある。コンクリート遺構が何のものか気になる。


 

山裾から見た櫛形山

そんなふうには見えないけど、標高2千メートル以上の山。