なつうみこ。
ずっと気になっていた池である。
堰体サイドに駐車場と展望台らしきものを航空写真で確認したこともあって、てっきり公園化されているものと思っていたら、日本原子力研究開発機構の敷地内でゲートで固く閉ざされていた。
施設関係者以外は池を眺めることもできない。あとは空撮に頼るしかないが、原子力関連施設ということで航空法の制限があり、敷地から300m以内に小型無人航空機を入れることもできない。涸沼の湖畔から遠目に撮ったものをトリミングした。
得られた写真で見ると土盛りの堰体とコンクリート製の洪水吐を持ち、林に周囲を囲まれている。もともとは農業用の溜め池だったのではないかと思わせる雰囲気があるものの、堰体周囲に取水設備は見あたらない。ただ左岸側の岬の突端に白いポンプ設備のような建屋も見える。 あるいは原発の冷却水といった用途に利用されているとか？？
名の由来はもともと夏海村だったことによると思うが、なぜ、誰にも開放していない人工貯水池に、わざわざ「湖」という愛称を付けたのかも不思議。
マークした場所は駐車場。
