軽装でも大丈夫な中瀬沼探勝路の主役となるのが中瀬沼。ハイキング路沿いに展望台と案内板もあり、樹海の中にいくつもの小島を浮かべた迷路のような水辺に心奪われる。
同じ裏磐梯湖沼群でも五色沼探勝路は観光客が多いが、こちらはひっそりとしすぎていて熊注意の看板があっただけに、人とすれ違うとほっとするほど。
奥に控える磐梯山は、山体崩落の傷跡がいまだなまなましい。明治時代に477人の命を呑み込んだ岩なだれがこの中瀬沼をもつくった。あんなにも遠くに見える山の崩落が、いま立っている足もとを埋め尽くしたのかと思うと、どうにも頭では理解できない。災害とはそういうものなのか。
原生林にすっぽり囲まれた沼はかつては釣り禁止だったようだが、その後解除されたのか、バスプロ田辺哲男氏も釣り番組収録で訪れたという話を聞いていたので、一応釣り具も持ってのぞんだが、安易に入釣できるような環境ではなく道具の出番はなかった。田辺氏も現地ペンションオーナーの案内のもとで入ったようである。
ヴァンガードのカメラバッグ。三脚装着用のストラップに、ベイトタックル2セットを取り付けることができた。
中瀬沼へとつづく散策路は木道も設置。
中瀬沼探勝路はレンゲ沼探勝路から接続。駐車場と案内板。
裏磐梯の湖沼マップ。
マークした場所は駐車場。