神奈川の「最奥ダム」と言いたいところですが
裏丹沢に深く食い入る谷の源流部。「ユーシンブルー」が有名なユーシン渓谷の最奥部にある神奈川県営の水力発電用ダム。堤高は14.9mと、ハイダムには10センチ不足。
この最奥のダム湖こそ真の「ユーシンブルー」との呼び声も。
奇妙な「ユーシン」の名は近くにあるユーシンロッジの名に由来する。では、ユーシンロッジはなぜユーシンなのかについては諸説あるらしいが、昭和初期の国土地理院地図に早くもその名が記されていたそうだ。
ハイダムではないもののダムマニアには知られた存在ということもあるので、当ブログではダムカテゴリに分類した。
熊木ダムへのアクセス(2022年秋)
4年に及ぶ災害通行止めは解除なるも
アクセスはちょっと厄介だ。丹沢湖の玄倉側インレットにあるユーシン渓谷駐車場から先の玄倉林道はクルマはおろか自転車も規制されているので、単調な林道を延々と歩いて進まねばならない。その距離たるやダムまで往復20km。しかも災害崩落のため4年におよぶ不通期間。2022年に念願の開通との噂を聞き、秋に訪れたところ、8kmほど進んだところで歩行者さえ通行止め。(林道入口の看板にそう書いてあったけど)
空撮で狙うもゲートフルオープンで湛水しておらず、ユーシンブルーを捉えることはできなかった。(これも林道入口の看板にそう書いてあったけど)
ユーシン渓谷駐車場
無料・トイレあり・車中泊禁止。
玄倉林道の入口
護符のように規制看板が。釣りをするのには遊魚料が必要との掲示も。
玄倉第一発電所
道路の勾配はさしたることなく舗装。ときどき工事車両が通る。
ゲート
けっこう歩いてやっとゲート。熊、出るんだ・・。
新青崩隧道
これが怖いと悪名高い(?)青崩トンネル・・。ほんとに懐中電灯ないと無理。スマホのライトぐらいでは闇に吸い込まれて背筋ゾクゾク。
反対側から見ると、なるほどすごい崩落痕。トンネルありがたや。
ユーシンブルーっぽい感じ
トンネルを出たところの渓谷が今回見たなかでは、いちばんユーシンブルーっぽかった。
素掘りトンネル
これはもうクルマは来ないでしょう、と思ったらジムニーが来た。工事関係者?
洗い越し
靴を洗ったら、直後にぬかるみにはまった。
かなりユーシンブルー?
これってユーシンブルーってことでいいのかな。
歩行者通行止め地点
なぜか目の前を自転車が進んでいった。幻覚?
GPSデータ
Googleマップ
マークした場所は熊木ダムの正確な位置。