かわぞこいけ。
大河ドラマ「真田丸」のタイトルになっている真田丸は、大阪冬の陣における真田幸村の出城のことだが、このとき対峙する徳川家康の本陣があったのが河底池の池畔にうずくまる茶臼山である。その後、夏の陣では真田幸村がここに陣を構えた。
奈良時代に和気清麻呂が古墳の濠を利用してこの池を開削したということだから、大阪の陣をこの池は見守っていたかもしれない。
赤い和気橋にいぶし銀の通天閣、赤い足を落とす池畔の旅館、八ツ橋など、目を楽しませてくれるものも多く、池さんぽにうってつけ。おまけに標高26mの茶臼山は数分で登れる超低山であるが、登頂証明書ももらえたりする。
河底池では、ちょっとおもしろい禁止掲示があった。何かというと、スッポンの乱獲禁止。
大坂冬の陣で家康の本陣となり、夏の陣では幸村が布陣し激戦地となった茶臼山は、奈良時代に和気清麻呂が河内川の流水を南に引こうとした河底池とともに、天王寺公園の風景に取り入れられている。
和気橋は、延暦7年(788 年)和気清麻呂が旧大和川の流れを変えるために上町台地を開削した際、茶臼山古墳の濠を利用した名残が河底池であると伝えられていることから、「和気橋」と名付けられている。
(大阪市オフィシャルサイト/都市計画課)
マークした場所は駐車場。