菰野の野池群のひとつ。このあたりは溜め池を「池」ではなく「溜(ため)」と呼ぶが、かなり限定された範囲であり、池文化として興味深い。
堤の長い横長の池が四つ集まるが、いちばん大きいのが勘四郎溜。ほのぼのとした表情だが、いずれも釣り禁止。さらに「環境保全の発信"池"」なる謳い文句を掲げた看板が立つ。設置者は県、町と教育委員会。
2008年1月に外来魚駆除の水抜き、4月に地元小学校の児童ら約20人がアブラボテ,ヒメフラスコモ、ヌマガイ,マツカサガイなど在来の希少生物を復元放流した。
当時の子どもたちは今や社会人。放流した魚たちも定着しただろうか。
池の真ん中にある石らしき物体は何だろう。池の水位を確認するためのもの? 岡山、兵庫の池でそういった事例を見ましたが、いずれも池岸。池の真ん中に石というのは、何なのでしょう。
また、対岸側にも石が組まれて護岸されているのも気になります。