水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

カマンニャチ池(石川県津幡)

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河北潟を衛星のように取り巻く河北野池群の中でも、石川県森林公園に取り込まれた池のひとつ。
それにしても、一見アイヌ風の魅力的な名である。
つい池の名を吟じてみたくなる。少し早口にすると「コマネチ行け!」に聞こえ、そんなところもどこか昭和ノスタルジーを・・なんてことはないか。
現地駐車場の案内マップには「カマンニャチ池」と記載されているので誤記ではなさそうだ。一方、もうひとつの説明看板の方には「カマンニャ谷内池」と記載。読みは「かまんにゃだにうちいけ」? つづまって「かまんにゃやちいけ」と変遷したのか。いずれにしても、カマンニャは何?
明瞭な溜め池構造をもつカニマンチャ池であるが、野鳥の森ゾーンの主となる構成要素として抜擢されており、専用駐車場、遊歩道、観察舎が設けられている。
池のほとりに立ちたいところだったが、振り返れば観察舎のガラス窓の向こうで、じっと息をひそめて望遠レンズが並んでおり、このまま池に近づいて鳥でも逃げようものなら、犯罪者のごとく照準を当てられそう。
確かに堰体も草ぼうぼうで、遠目に見るのがよさそうな池である。


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遊歩道を歩いて5分ほど
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かなり立派な野鳥観察舎が池を見おろす


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駐車場


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案内板


マークした場所に駐車場。