
3秒でプールをカラにする強力ポンプ場! 印旛沼の洪水を防ぐ最後の砦
全国の湖沼で流域人口3位の印旛沼。ひとたび印旛沼が洪水に襲われれば、その被害は生活だけでなく、農業、工業にも及びダメージは計り知れない。
通常、印旛沼の吐き口(排水路)は利根川だが、その利根川自体が流量のキャパシティを超えると印旛沼に向かって水が逆流する悪夢のようなバックウォーター現象(背水現象)が生じる。
そんなときに活躍するのが、ここ大和田排水機場だ。利根川への放水路とは反対側の印旛放水路(印旛新川)へと導流された水は、25プールの水ならわずか3秒でカラにできるポンプ能力でダイレクトに東京湾に向けて花見川に放出。
印旛新川は大和田排水機場から先は花見川という別の川になる。でも花見川の方が標高がちょっと高いのでポンプを使わないと流せない。放流はあくまで緊急措置。
これも歴史をひもとけば江戸時代から100年以上、三度の挫折と苦難を乗り越えてつなげた水路。今や一万円札でどや顔の渋沢栄一も資金を出したものの失敗した悲願の水路。現代風景の中では誰も目をとめないこの施設と水路だけど、知れば知るほど脱帽。
「水の恵みカード」配布スポット。
4月上旬の週末には排水機場の見学と「千葉の水回廊ウォーク&疏水百選 印旛沼ウォーク」が開催される。



