水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

キンムトー(湯沼)(北海道弟子屈)


わりと手軽に行ける秘沼(湯)

キンムトー(湯沼)は、クシャロ湖と摩周湖の中ほどの山中、硫黄山近くに位置し、火口湖という情報もある。
沼底から湯が沸くことから湯沼という名が付いたが、アイヌ語名のキンムトーは「山にある沼」という意味と解釈される。「キンム」は「山の」で「トー」は「沼」。
秘湯として湖畔に穴を掘って浴する猛者の温泉マニアもいる。秘沼ともてはやされる傾向もあるが、池畔の100mのところまでダート林道が通じていてアクセスは比較的容易。
地熱が高く年間を通じて氷結や積雪はないという。


見たことのない生物(?)が

全国の1万1千以上の湖沼や池をめぐってきたが、こんな水生生物は初めて見た・・。情報も見つからず。
ピンク色の薄膜でできた水疱のような・・。淡水クラゲではなさそうだし、海ではホヤが似た形態をとることがあるものの、オオマリコケムシの仲間でもなさそうだし。ただ水温は年間を通じて高い点はポイントかも。
沼底の穴から出てきているようにも見えるので、あるいは温泉成分がゆっくり湧出してできた湯の花?
ご存知の方は、コメント欄にお願いします。



 

キンムトーの景観と形態

岸の形態

土のビーチ

動物の足跡がいっぱい。水飲み場になっているようだ。

倒木

倒木が折り重なるようになっている。


池畔の立ち枯れ

北側のビーチ状の岸では樹木の立ち枯れが目立った。水位変動? 温泉成分による枯死?


南岸側

1mほどの岩もゴロゴロしている。


 

キンムトーへのアクセス

駐車スペースと徒歩入口

駐車スペースから徒歩200mほど。フラットダート4kmほど。第二硫黄山のボッケが近くにある。

池の湯林道から湯沼への分岐

道標と案内板が目印。


こちらの分岐は間違い

進んでみて間違いに気づいた。

池の湯林道入口(クシャロ湖側)


池の湯林道入口(摩周湖側)


 

マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ