江戸時代に築造された農業用ため池。湖面の一部はソーラー発電に利用されている。
二車線道路沿いで駐車場もあり、「相双池めぐり」と銘打たれた案内板が立っていた。
相双とは相馬と双葉を合わせたエリアで、原発事故のイメージが強いかもしれないが、じつは東北でも屈指の豊かな農業用ため池の密集地帯である。
この池はのびやかで気持ちのいい景観を維持しているが、北の方では震災で堤が壊れたままの池や、いまだに放射能汚染区域内にあって立ち入りができないような池もあり、事故から十年以上がたった今も復興は道なかばだと痛感する。
離農によって放置された農地や池の豊かな姿を取り戻すには、さらに何十年単位の月日が必要かと思う。
マークした場所に駐車場。