ここは道東、知床半島の付け根。原野には、まるで二つの富士山が並んでいるかのような斜里岳と海別岳が雲を従えてそびえる。
ほどなく斜里の町に入った。地図を見て、なんじゃこれ?
航空写真を見て、もっとビックリ。
なんとカラフルな人工とおぼわしき池群。
道をはさんでホクレンの大工場がある。製糖工場だ。
もう長くホクレンの「てんさい糖」を愛用している。さらっとしていて使いやすく、少々めぐりが悪くなってきた頭にもちょっとよさそうな気がして。しかし秋前からスーパーの棚から消えて動揺していた。
調べてみると不作もあって出荷制限をしていたようだ。2021年11月から順次、通常供給に戻しているから、まもなくスーパーの棚にも戻ってこようか。ただ昨日はまだなかった。
ホクレンの製糖工場は二つあり、ここ斜里の工場はてんさい糖ではなくグラニュー糖を製造している。製造工程で出る廃液から肥料などを抽出してリサイクルしているという話なので、工場横のカラフルな池群は廃液の沈澱池であろうか。
現地に行ってみると、掘り込み型の池ではなく、堤をめぐらせた皿池タイプの池だった。
立入禁止で堤を上ることができないので、池を見ることはかなわなかった。下の写真は池の堤。看板によると深いらしい。
製糖工場の池といえば、沖縄県の西表島にあった池を思い出した。東の極地と、西の極地。
- 価格: 581 円
- 楽天で詳細を見る