百名山・平ヶ岳(2,140m)の山頂に点綴された池塘群。
百名山の著者・深田久弥はこう記している。
長く平らな頂上は甚だ個性的である。遠くから望んでも一と目でわかる。苗場山も平らではあるが、少し傾いている。平ヶ岳はほとんど水平である。会津駒から、燧から、至仏から、武尊から、この平らな頂上を眺めて、私はいつかはその上に立ちたいと願っていた。しかし、それはあまりに遠すぎた。
(深田久弥『日本百名山』)
深田氏が登ったころのようにバス停から上り三日、下り二日こそかからないし、「猛烈な藪潜り」もなく、眺望もよく快適な登山路が敷かれているが、とにかく距離が長い。往復20kmを越えていた。
ルートなどの詳細は、姫ノ池のページに記したので、行きたいと思った方は参考にしてほしい。
マークした場所は、九合目・姫ノ池。