ああ、矢方池・・が最後の言葉
矢方池は甲乙丙の三つの池の総称で、最下流の「甲」がハイダムスペックのアース堰体を持つ。築造は明治時代だが、地元の篤志家が私財と情熱を注いで起工され、現在の形になるまで百年を要した。
この男、高橋庄蔵が病のため池の姿を見ることなく世を去るとき、「ああ、矢方池」との言葉を残したという。
氏の遺髪は池の守り神として堤に埋められ、昭和時代には堰堤右岸側に矢方池神社を建立。その後、毎年4月には翁と池への感謝を込めて祭典が行われているそうだ。
マークした場所に舗装駐車場9台。京筑アグリライン沿いでアクセス性良好。
マークした場所は駐車場。