「おおだるみ」といえば「バリバリ伝説」世代にはローリングのメッカとして名を馳せた大垂水(おおたるみとうげ / 東京都)、また最近ではクルマで行ける日本最高標高2,360mの道路であり、ヒルクライム聖地の峠である大弛峠(おおだるみとうげ / 山梨県)が有名だが、じつは地形を示す一般地名として全国各地で見られる。
もともとは山の鞍部にまったりと広がった峠を指すものと思うが、そういう意味でここ黒姫山の山頂西側中腹にある湿原は、まさに「大だるみ」感全開の地形が魅力。うん、ええ感じで、たるんどります。
そんな地形だけに大雨の後には、みごとな雨後出現湖が現出しそうな予感に満ちているが、ここに来るまでの徒歩行程が長いので、その姿を目にできた人はほとんどいないのでは。