町池さんぽ。横浜の池や調整池を歩く。
ここで紹介するのは都市化した町をゲリラ豪雨などから守る縁の下の力持ちの池。
最近ではGoogleマップでも池名が記されていることが多いので楽ちんだが、そうでなければ場所を特定するのは、なかなかの難行になったはずだ。
というのも、池がない。
通りに面した看板(下の写真)では「この先、遊水地の・・」となっているではないか。がくっ。
遊水地と遊水池。機能と読み方は同じだが、「池」の文字があるとないとではテンションが違う。
でも、横浜市のオフィシャルサイトには「入江川遊水池」と、しっかり「池」の文字があてられているのである。
と思ったが、現地に「横浜市下水道局」名義で設置されたオフィシャル感ばりばりの施設名銘板では「遊水地」となっている。
ふだんはグラウンドとして利用されている場所、よく見ると周囲より低くなっている。市のホームページによると、いざというときはこのグラウンドが池になるとのこと。
しかしこの池、それだけではない。
駐車場の一角、アパートの隣に地下型調整池(地下水槽)らしきものを発見。
施設全体として「遊水地」、グラウンド型の池と地下調整池など個別の施設は「遊水池」という解釈でいいだろうか。
増水した水をまずは地下水槽で受け止め、あふれた分はグラウンドの方に流れる仕組み? あるいは逆?
目を引いたのは地下水槽から突き出た空気抜きらしき鉄製パイプ。いざというときは、ここからゴボゴボとすごい音が・・!?