水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

谷河内堤(山口県長門)

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日本海に突き出した向津具半島(むかつくはんとう)は、漁港と棚田が共存する半農半漁の里。
海に面したこじんまりとした棚田が広がる里山。派手さはないが、昭和の里がここにある。
堤全体がシートで覆われ、貯水池の堤側はホテアオイ群落がびっしり。
興味深いのは、長門では溜め池のことを「堤」と呼ぶ池文化があるらしいこと。東日本では秋田、山形をはじめ「堤」文化圏が広がるが、西日本では熊本県宇城など希少。

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堤全体がシートで覆われていた


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堤ではなく左岸道路側に設置された斜樋は新しい
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