ひなびた温泉街がまるごと星野リゾートの手で生まれ変わり、いくつもの池を内包させた桃源郷のようなリゾートのたたずまいに驚いたことがある。
それは青森県のことだったが、沖縄本島からはるか400km以上離れた小浜島にもその魔法の手腕は伸びていた。
島の東側の美しいビーチや池群を含む半島が、まるごとリゾート施設とゴルフ場の敷地に占められている。植栽は美しく整えられ、楽園のような池のまわりに一棟貸しのスイートルーム。集合プールのほか、戸別にプール付きもあるようだ。
ある意味、もっとも贅をこらした池の活用方法といえようか。それにしても人工的に造られた池なのか素性が気になる。
周辺にはゴルフ場内の池も含め30以上の池が確認できるが、これらの池の流れ出しが地図にはない川となって海に流れ出していた。
また、たまたまショベルカーで池の横に水路を造っている工事をしていた。素掘りの水路にもかかわらず、上の方で滲み出した水は下でなみなみと水路を満たしていた。
川の河口部のビーチにも重機が入っており、ビーチ内に人口の池を造っているように見えた。