八重山諸島のひとつ、小浜島東部は高級リゾート施設とゴルフ場に占有されているが、地図で見るとなぜか30以上の池が集まっており、最大のものは周囲長500mにも。
もっとも立地的にはゴルフ場用に人工的に設けられた池と考えるのが順当だが、何か引っかかるものがあった。
珊瑚礁に浮かぶ小さな離島に池がぽこぽこあるというのは、南大東島のドリーネ池群をのぞけば異例なことなので、実態はどうだろうと楽しみにしながら現地に赴いた。
ゴルフ場敷地には入れなかったので、辺縁の池しか見ていないが、ゴルフポンドとして設計されたようには見えない。岸まわりや植生などから、もともとあった池を利用した印象。そもそも人工池としたら無駄に数が多い。
ここでは三つの池の写真を掲載しているが、他にも大小の池が見られた。やはり天然のドリーネ池を利用したものと考えるべきだろうか。