水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

樫原三ノ宮天満宮の池(京都府京都)

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樫原廃寺跡で何やら大盛り上がりの一団。寺の敷地跡の土台の上に上がると、あやしげな物体。その正体は?

樫原(かたぎはら)三ノ宮天満宮と隣接する付属幼稚園の敷地との間にあった池だが、境内からは入ることができなかった。
円形の池には鶴の模型や水車もあって装飾的だが、詳細は不明。


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池の方にはこれ以上近づけず。水車、鶴の像などが見える。


成人式の三連休を使って京都の町中を、ぐるぐる80kmほど歩いた。
樫原三ノ宮天満宮の池もなかなかの魅力を放ってはいるが、近くの樫原廃寺跡にはやけに大盛り上がりの年輩の一団がいて、なんだろと思いながら境内に池跡でもないか探していると、寺の土台跡の上にあやしげな物体。

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冒頭の問題の答えはこれ。スカイクロスという京都発祥のニュースポーツ。いわゆる輪投げ。その標的が冒頭の赤い置物

なんと京都発祥の「スカイクロス」という「ニュースポーツ」とのことで公式戦のジャパンオープンもあるそうだ。ニュースポーツという言葉の時点でなぜかワビサビを感じさせてしまうあたりも、さすが京都だ。
顔を上げると、景観全体を不思議な磁場で捉えるブラックホールのような古びた塔。近づいてみると団地の給水塔だった。
そういえば世には給水塔マニアがいると聞いたことがある。昭和レトロは今やけっこうな市場規模なのだ。

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昭和レトロな給水塔。これもこれで、ある種の廃池跡ですね


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京都の池めぐりでは、鳥瞰図の案内板が多いのでうれしい
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