水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

山田ほ場の池(仮称)(長崎県壱岐)

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壱岐の野池の中でも、素朴で親しみやすい表情をした農業用の溜め池で、まったりとした雰囲気に島池の趣きがある。
池名が分からないのが残念だが、取水設備横に「山田ほ場整備記念碑」が立つ。「ほ場」とは、かんがい設備を整えた農地の総称。
壱岐のような離島での池めぐりを計画するとき、釣りパラダイスの野池があるのではという幻想を長らく持っていたが、実際にいろいろな野池をめぐっていると、離島に限らず、陸の孤島のような半島の先など、パラダイス幻想を抱きたくなるような立地の池は意外にもクールに釣り禁止だったりして肩を落とすことも少なくない。
ここもまさに。フェンスや柵などはないが、掲げられた立入禁止看板には「釣り等の行為を見かけた場合、下記に通報願います」・・通報レベルとは、かなり厳しい。
のどかな島なのに、野釣りが通報に値する犯罪とは・・。厳しい時代。


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取水設備


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洪水吐


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池横にある丘陵と、ほ場


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洪水吐と取水設備がご覧のように対角線上にあるというのは、ちょっと変わっているかも