水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

天姓院の沼(仮称)(宮城県大和)

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2016年7月、宮城県の溜め池で釣りに来ていた父子三人が池に転落して亡くなるといる事故があった。水温が低い時期ならともかく、三人も亡くなるような危険な池とは、どんな池なのか。
事故のあった池名は報じられていなかったが、新聞の写真やニュースの映像から位置を特定をして現地にのぞんだ。
現場はコンビニも近く、二車線道路沿いで、自衛隊駐屯地の門が目の前にある立地。人里離れているわけでもなく、道路と水面との比高が極端に大きいわけでもない。
池を間違えたかなと思うほど、どこにでもある普通の池。ただインレット側のガードレールに花束が立てかけられていた。
そこから池をのぞきこむと、樹木とコンクリ護岸に囲まれた淵のようになっているが底が見えるほど浅い。危険がどこに潜んでいるのか、まったく分からなかった。
ただ、ひとけが少ない場所でもないのに、なんとなく早く立ち去りたい雰囲気があった。

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