ダム穴を備えた日本初の重力式アーチダム。
重力式アーチダムはアーチダムの一様式で、国内では十数例しかない希少なダムといえる。それだけでなくコンクリートアーチダムとしては日本でもっとも古い1930年に竣工し、「ダム穴」と呼ばれるめずらしい形式の洪水吐(放水路呑口)をもっていることもあって、希少ダムマニアにとっては垂涎のダムであろう。
これだけのダムでありながら、管理者が民間企業(水俣病で有名なチッソ)ということもあり、一般開放は進んでおらず、アプローチルートもきわめて分かりにくい。
2010年ごろまでは気合の入ったダムマニアによる到達レポートなども見られたが、ダム周辺は立入禁止となっているようだ。
2016年、とりあえず近くに行くまで行ってみようとしてみたものの、集落はずれからダムへとつづくルートと思われる道は入口のところで害獣除けの電気柵が設けられていた。2021年、空撮でダム穴を捉えた。
1.7km南東には高千穂峡の道の駅がある。
芋洗谷ダム近くの高千穂峡は、アマテラスが岩戸に隠れたという神話の地。神秘的な光景を道の駅からも見ることができる。
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マークした場所は道の駅。