軍荼利大堰。ぐんだりだむ。
日本一名前のかっこいいダムでは?
西から次第に丘陵に迫られ幅を狭めていく九十九里浜は、やがて太東崎の手前で完全に山に呑み込まれ、せり出す岩礁と断崖の海岸へと姿を変える。その山のつらなり、九十八里のあたりに標高73mの軍荼利山(ぐんだりやま)がある。
山というより小さな丘の頂きには、怒髪天を突く三ツ目の守護神・軍荼利明王(ぐんたりみょうおう)像が東浪見寺(とらみでら)に安置されている。
この山腹を北岸として15.1mのダムスペックの堤で谷を堰き止めたのが軍荼利ダムである。それにしても、かっこいい名前。日本一かっこいい名前のダムかもしれない。
堰体まわりの改修工事の際に水抜きをしている。立入禁止の看板が設けられていた時期もあったようだが、現在は特に見られなかった。堰体上に一台程度の駐車スペースはあある。
それと、さすがにダムとしてのプラモデルは出ていませんでしが、軍荼利明王のプラモデルは出ていました。こんな神様です。
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軍荼利ダム周辺は一宮きってのダムゾーン。
古くから信仰の地だったことから常緑広葉樹のスジダイをはじめ古代の姿が今に至るまで守られてきた。
南側はゴルフ場として開発されているが、北側は一宮憩いの森として保全され、周囲1km級で変化に富んだ湖相をもった農業用ため池が集まった一宮きっての水辺フィールドを形成している。
周辺野池マップ。
マークした場所に駐車スペース。