五所川原野池群のひとつ。幹線道路沿いにあるのでアクセスしやすい。長富文化の松が池畔にあります。
釣りをするには遊漁証必要という看板がある一方、五所川原共通スタイルの「ため池で遊ばないで!」の看板もあり、金を払えば釣りをして遊んでいいのか、はたまた釣りは遊びではないという認識が五所川原では一般的なのか、悩んでしまう水辺です。
でも、素直に考えれば、「遊ばないで」というのは子ども向けの看板、金を払って釣りをせよというのは大人向け、ということかもしれません。
これを全国的に敷衍すれば、関東や愛知の野池群に多く見られる「遊ばないで」の看板がある池であっても大人は釣りをしてもよいということになるのかななんて考えたくなりますが、それは戦争放棄の憲法であっても解釈次第でどうにでもなるみたいな「大人」の発想。看板の文言は、地方ごとの文化に依拠する微妙なものなので、迷ったらまず現場でしっかり確認し、おのれの感性を研ぎ澄まし、行為に対する覚悟をもつことがだいじでしょう。
長富文化の松。