山下の池、山下湖。
観光要素もりだくさんの農業用ため池だったが。
周囲4kmクラスと農業用ため池としてはかなり大きい山下池は、ゴルフ場、温泉ホテル、ロッジ、マス釣り場、レストハウスといった施設に恵まれ、それらの施設が積極的に「池」ではなく「山下湖」の名称を用いています。確かに「山下池ロッジ」ではややしょぼくれた感じがしますが「山下湖ロッジ」だと高級感があります。
また、隣に「小田の池」という天然湖があるせいか、「山下の池」「山下ノ池」という呼称もあり、個人的にはこの名がいちばんそそられます。が。山下の池ロッジ・・マニアックすぎて、ちょっと一般ウケはしなさそうですね。
半島状にせり出したところにあった山下湖温泉、九重レークサイドホテル、対岸側の山下湖畔荘はいずれも廃業し、さら地になっていました。遊歩道も荒れていて、釣り人の姿も見あたりません。
1975年4月21目に発生した大分県中部地震のさいに山下池は堤が切れて底をさらし、湖畔のホテルのエントランス部分が倒壊したそうです。
釣り堀から逃げたニジマスが大型化しているといった都市伝説ならぬ水辺伝説もあり、開かれているのにどこか秘密めいた、なかなか味わい深い池でした。
手前が山下池、奥が小田の池。
小田の池レストハウスと駐車場。
案内板(上)と水辺遍路マップ(下)
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マークした場所に駐車場、トイレ(小田の池レストハウス)