水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

蛇池(島根県出雲)

じゃいけ。
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リアルな龍の彫像が、水浴びに来たという池。

小さな丘をはさんで蛇池(じゃいけ)と蓮池が並ぶ。
その昔、リアルな龍の彫刻をしたいと思った彫り師が、願かけをしてモデルになる龍に現れてもらい、みごとな彫像を創りあげた伝説があります。池の名前になっている「蛇(じゃ)」とは龍のことなんですね。ただ、できあがった彫像があまりにリアルすぎたのか、この池に水浴びに来るために動きだすという目撃談がやがて地域の社会問題になり、水神として祀ったという経緯もあったというお話です。
そんな蛇池。どことなく妖気というか、雰囲気があります。こういう池は、なぜか釣れそうな感じがするものです。
あまり深くはなさそうですが、ふな、鯉、ブラックバスが生息。現地の看板によると、ルアー釣りは白鳥などの野鳥に注意し、外来魚は持ち帰りをしてほしいとのことでした。
隣の蓮池と同じく駐車スペースが厳しく、特に蛇池の堰堤側は民家が多く道幅も狭いことから駐車禁止となっています。

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マークした場所は蓮池の停車スペース。