嵐山の野池をめぐっていると、さびしい思いばかりつのる。フェンスもない素朴な野池でも、徹底して釣り禁止。
この池田沼にいたっては、「罰金10万円以上」と看板にある。
「日本古来の魚を守る為・・」という看板が釣り禁止・立入禁止の看板とは別に目立つ場所に立てられているあたりが興味深い。ため池は本来、農業のためにあるので、農業活動に支障をきたす農道への路上駐車や釣り糸、ゴミの放棄などの事情で釣り禁止になる事例が圧倒的だ。しかしここでは「日本古来の魚を守るため」という看板をわざわざコストをかけて設置している。釣り禁止・罰金10万円以上・・民間人レベルでは、それ以上のものはいらないような気がするが、かつての外来魚放流の組織的な暗躍を感じさせる看板である。