水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

道の駅「川場田園プラザ」の池(群馬県川場)


農村の中に関東首位の人気を誇る道の駅が。

2015年、予備知識なしで立ち寄った。何にもない農村だったので、トウモロコシが大好きな娘に土産でもあればという程度の気持ちだった。それがどうしたことか・・平日にもかかわらず、大型観光バスが列をなし、老若男女があふれかえっている。なんだなんだこの桃源郷のような空間は。
聞けば関東でもトップ3に入る人気の道の駅とのこと。特に観光資源のない村でも、アイデアとデザインの力で集客力のある磁場の創出に成功した事例である。田園の水辺をうまく演出している水路や池が素晴らしい。道の駅内にはブルーベリー農園まである。近くにはトラウト管理釣り場も。

ロールプレイングゲームの世界みたい

道の駅なのに整然とした迷路感。ロールプレイングゲームの「町」に迷いこんだような気分である。
広いし、建物がたくさんあるし、人が多いし、どこにトウモロコシが売っているのか分からず園内を歩きまわった。案内板を見てファーマーズマーケットなる建物を確認したら、なんのことはない、通りすぎた建物だった。
店の中も人が多くて、なかなかトウモロコシを見つけられない。店内をひとまわりしたあと、観念して店員さんに訊ねたら、売り切れとのことだった。(2015年)

www.denenplaza.co.jp




 

地酒(2024年9月)

ブランド化をめざした新しい地酒も意欲的だ。
観光の目玉のようなものが何もない「ふつうの」田園が、道の駅を起点に人の集まる魅力的な空間へと変貌を遂げた10年だった。




 

Googleマップ