農村の中に関東首位の人気を誇る道の駅が。
予備知識なしで立ち寄った。何にもない農村だったので、トウモロコシ好きの娘に土産でもと思ったのである。それがどうしたことか平日にもかかわらず、大型観光バスが列をなし、老若男女があふれかえっている。なんだなんだこの桃源郷のような空間は。
聞けば関東でもトップ3に入る人気の道の駅とのこと。特に観光資源のない村でも、アイデアとデザインの力で集客力のある磁場の創出に成功した事例である。田園の水辺をうまく演出している水路や池が素晴らしい。ブルーベリー農園まである。
整然とした迷路感。ロールプレイングゲームの「町」に迷いこんだような気分である。
広いし、建物がたくさんあるし、人が多いし、どこにトウモロコシが売っているのか分からず園内を歩きまわった。案内板を見てファーマーズマーケットなる建物を確認したら、なんのことはない、通りすぎた建物だった。
店の中も人が多くて、なかなかトウモロコシを見つけられない。店内をひとまわりしたあと、観念して店員さんに訊ねたら、売り切れとのことだった。
近くに川場フィッシングプラザや日帰り温泉、切り絵美術館もある。