水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

松姫湖(山梨県大月)

葛野川ダム(かずのがわダム)、葛野川発電所。


異なる水系のダム間で落差700mの揚水式発電。

大菩薩峠という分水嶺を隔てた異なる水系のダム間を水道トンネルでつなぎ、地下深くに設置された水車をまわして発電を行うというスケールの大きな揚水式発電が行われている。
揚水式発電とは、夜間の余剰電力で下貯水池から上貯水池にポンプで水を引き上げ、電力需要の大きい日中に高低差を利用して水車をまわす発電方法で、日本全国では50ヶ所ほどが稼働している。
揚水式発電設備のうち、上位にある貯水池を上池、下位を下池と呼ぶが、葛野川発電所では上池が大菩薩湖(上日川ダム)、下池が松姫湖(葛野川ダム)となっており、その高低差はなんと700mを越える。
TEPCO 葛野川PR館で発電所の勉強ができる。


ダムへと通ずる道は2015年8月現在、通行止めだった。


周辺案内板


マークした場所に小金沢公園(深城ダム)の駐車場。