りゅうがいけ。
最初に弁当をもってきた人を「人柱」に?
お竜さんにまつわる人柱伝説がある。
かつて、この池の堤が何度も切れたため、困り果てた村人たち。相談の末、ここに最初に弁当をもってきた者を人柱にしようという、なんとも無茶な選考基準を定め、池の前で待ち構えていたとか。
そもそも金持ちとか有力者なら弁当なんか背負わないのでは?
何も知らず弁当を背負ってやって来たのは、身よりのないもらわれ子、うら若い奉公人であったお竜さん。事情を説明され、村のためならと進んで人柱になるが、池が完成したあと、まるで弁当を背負ったように背にこぶのある魚が上がるようになったという。
堰体構造が分かりにくい池だが、堤側に「お龍之霊碑」が立つ。
平野にある池だが岸辺は変化もあり雰囲気がよく、良型のブラックバス釣り場として人気の池でもあった。鈴鹿インターも近くアクセスもよい。釣れたブラックバスの背中にコブがあったかは分からない。
フナでも鯉でもいいから、いつかここの魚を見てみたいものだ。
山梨県甲府に同名の池がある。
マークした場所が駐車スペースもある人気ポイント