布施公園。
「近江におかしき歌枕、老曽(おいそ)轟(とどろき) 蒲生野布施の池・・」
日本史の教科書にも出てくる後白河天皇の歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の一節。
東近江の平野のなかに小島のように鎮座する標高241mの布施山。そのかたわらに布施溜池が築造されたのは奈良時代。以来、冒頭に引用でも記されているように布施溜池は歌枕、つまり有名観光地として名を馳せていた。
現在は二段の池になっており、上の池は新溜。池岸には布施公園が整備されており、遊歩道や野鳥観察舎もあり、千羽以上も飛来するという渡り鳥が多くの野鳥ファンを惹きつける。
水辺にむけては幅の広い石段でおりていくことができ、ボートやおかっぱりの釣りにも絶好の場所に思えたが、野鳥保護のためだろうか、地元の子どもたちの手によると思われる「つりをしないで」という看板があった。
布施溜池|水辺遍路
広場と遊具
駐車場
マークした場所は駐車場