日本最東端のダム湖
北方領土をにらむ根室半島。日本最東端のノシャップ岬から14kmほどのところにちょっと不思議なダム湖がある。
日本でもっとも東に位置するダム湖だけあって、そのたたずまいは独特。見るからに北の原野といった植生の丸みを帯びた湖岸が見渡す限り続く。
根室の町に水道用水を供給する貯水池で、市街地からはクルマで10分程度。山岳ではないのでアップダウンもほとんどなくまったりアプローチできる。
2014年に初めて訪れた際は強風で水面が飛沫を飛ばすほどで、その寂寥感に圧倒された。2021年の再訪では地形を把握するため空撮を行なったが、幅6kmほどのなだらかな台地の頂稜部にあり、とても効率的に集水できる地形には見えなかった。おもな水源は天水だろうか。
ニジマスが手堅く釣れるが水面へのアプローチは藪こぎが必要。時期がよければダム下流側にアメマスの遡上も。
