水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

五辺の池(新潟県小千谷)

【ごへんのいけ / 五辺の水辺】

早朝の幻想的な五辺の池。釣り人が立っているのは三本の「突堤」のひとつ。釣りにうってつけ、と管理者の国交省自体がオススメしてくれている。

釣り人にやさしい国交省管理の水辺空間

上流側の妙味堰によって生まれた旧河道の池。釣り人のあいだでは「五辺の池」と呼ばれてきたが、国交省の整備名称は「五辺の水辺」。ほか「五辺沼」と呼ぶ人もいるようだ。
信濃川の左岸河川敷内、土手の内側の道を進んだ先にあり、堤防を含めほぼクルマで一周できる。また、各所に駐車スペースが設けられており、特に堤防上は「釣り等以外の駐車を禁止します」とな!! 釣り人に駐車厳禁という池は多々あれど、釣り人以外は駐車禁止って、どんな駐車禁止やねんっ。粋だわ国交省!


 

でも実は釣り有料で、難易度高し

2010年ごろの市のホームページには「へらぶな釣りのメッカ」とあったが、竿を出せるポイントは限られる上、浮き草刈りが必要そう。
往年はメジャーなバスポンドとして名を馳せ、2010年ごろまでは70cm級のライギョも釣れていたようだが、2013年5月に外来魚駆除が行われたと読売新聞地方版の記事にあった。その際のブラックバス捕獲数は4尾だったというから、この時点で駆除はほぼ完了していたと思われる。
アユ、イワナ、フナ、ニジマス、ウグイなどは魚種ごとに禁漁期と入漁料が設定されている。

堤防の反対側はこんな感じの道で、ところどころに駐車スペースと水辺へのアプローチがある。


 

2013年と2022年の五辺の池

2013年に訪れたときは護岸工事を行っていたが、2022年の再訪時にはすっかり野趣あふれる水辺へと育っていた。


2013年の五辺の池


2022年の五辺の池


 

入釣ポイント

右岸側突堤

ダート路にクルマで入れる。駐車スペースは各所に。右岸側は三ヶ所の突堤にアプローチあり。

左岸堤防側の降り口

一ヶ所、階段が設けられている。分かりにくいがピンクテープが施されている。

堤防側の釣り台

場所が分かりにくいが釣り台が設けられていた。



 

2022年の釣査

ライギョでもと思いフロッグを放つが反応は得られず。たまに魚らしきものが浮き草を揺らし、動悸が上がるが正体は分からず。またフロッグへの反応もなし。


ときおり水草を揺らし波紋が


 

妙見堰

国道の橋も兼ねている。


 

Googleマップ

マークした場所に案内看板。